会場:旧坂本小学校(日比谷線入谷駅すぐ)
日時:2月26日(土)~2月27日(日) 18:00〜19:00
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関東大震災から来年でちょうど100年。子どもたちを災害から守るために作られた鉄筋コンクリート造の台東区にある坂本小学校が解体されます。
多くの方が亡くなった関東大震災。災害の記憶を未来につなげることが、減災の第一歩のはず。私たちは大切なものが、またひとつ失おうとしているます。
そこで、台東区入谷の方々と一緒に、坂本小学校(復興小学校)に最後の明かりを灯す展示をすることにしました。
ギイギイと音のなる木製の階段
丸い屋上への通路
松任谷由実さんの歌が書かれた階段
どれも、街の記憶へとつながっています。
夜の学校を懐中電灯を持って回ってください。きっと記憶の欠片を見つけることができるはずです。
■開催日
2月26日(土)、27日(日)
■ライトバルーン点灯日時
18:00〜19:00
■学校内を見学できる時間
26日 13:00〜
27日 10:00〜
■参加費
無料
■持ち物
懐中電灯などの明かり
主催:入谷の記憶を未来に繋ぐ会
共催:いいね森下
協力:隅田川マルシェ実行委員会
【坂本小学校について(企画書より抜粋)】
旧坂本小学校は1926年に竣工し、多くの子どもたちの成長を見守ってきました。戦後はひとクラス60人以上もいたそうです。空襲で家をなくした先生たちは学校で寝泊まりしていた時期もあったとか。講堂には天皇の写真を飾る「御真影」があり、それを覆い隠すように現在は映画のスクリーンが貼られています。隠された「御真影」は戦時中の天皇と戦争と学校の関係を表しています。
校庭が狭いので屋上が開放され、子どもたちは、ここで体育や遊びをしていたそうです。あたりには、高い建物が少なかったので遠くまで景色が良く見えたのではないでしょうか
廊下の階段には松任谷由実さんの歌が書かれていました。「おとなになってもきせきはおきるよ」
子どもたちは、この学校で夢や希望を心に抱きながら勉強をしていたのです。
2016年台東区が有識者に復興小学校の活用に関する検討委員会を設置し「台東区震災復興小学校の校舎及び用地の有効活用に関する提言」を取りまとめました。そこには「可能な限り既存校舎の活用することが望まれます」とありますが、お別れとなりそうです。
ライトバルーンは、過去から未来へ記憶をつなぐために小さな光を灯す展示です。
光には「願い」、「夢」、「希望」の思いが込められています。
その光に照らし出された校舎から私たちは未来も見つけられるでしょう。
入谷の未来、そしてみんなの未来へつながる作品です。