会場:本通寺 (台東区谷中4-2-33)
日時:7月3日(金) 14:00〜15:30
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「毎月3日(1・8・11月を除く)」におこなわれている毘沙門天祭法要です。14時よりミニ法話、本堂での法要、法要後はお茶とお菓子でちょっと一服いたします。無料ですのでお気軽にお立ち寄りください。
毘沙門天は、サンスクリット語「ヴァイシュラバナ」(ヒンドゥー教の財宝の神・クヴェーラの別名)の音写で、「常に仏の道場を守護して法を聞く」という意味から「多聞天」とも訳されます。仏教では須弥山の中腹にいて仏法を守護する四天王の一として、北方を守護する武神として尊崇されます。
もともとインドでは財宝の神でしたが、中央アジア・中国を伝わる課程で、武神としての信仰が強まり、独尊として信仰されるようになりました。その姿は、中国の武将のように甲冑を身につけ、左手に宝塔、右手に棒(または槍)を持ち、邪鬼を踏みつけている姿がよくみられます。
日本においても古くは平安時代より護法の武神として、戦闘・勝負ごとの祈願に多くの帰依をを集めてきました。いっぽうではもともとの施財・施福の神としてもしだいに信仰され、室町時代末期には七福神の一つに加えられ信仰されるようになりました。
当山の毘沙門天は江戸時代より人々の篤い信仰を集めてまいりました。社会の安寧・皆さまの家内安全をご祈願いたしますので、是非ご参詣ください。