会場:カストリ書房 (台東区千束4-39-3)
日時:11月5日(土) 11:00〜
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11/5(土)、弊店店頭にて、鳥取県境港市の完全予約制洋菓子店・ひつじ製菓さんの「遊女の指切りクッキー」を久しぶりに販売します。
遊女の指に塗られたお白粉はアイシング、爪はアーモンドで切断された遊女の指を再現しました。クッキー生地には味に深みを出す為に発酵バターも使用。中のジャムとアイシングに甘さがあるので、生地は甘さ控えめにしてあります。サクサク感が美味しいクッキーです。
吉原遊女は男性客をつなぎ止めるために様々な手練手管を駆使しましたが、その一つは指切り。
遊女は自分の愛情の証として、自分の小指を切断して相手に贈ったと言います。
鳥居清長『九替十年色地獄』にも描かれている、痛そうなこのシーンですが、実際には飴細工やしんこ細工で模した指を贈っていたそうです。
ともあれ、遊女に粋と張りの幻想を重ねた江戸庶民の感性がよく伝わるエピソードです。