会場:大麻と蚊帳の博物館 麻草屋 (台東区雷門1-15-12)
日時:12月23日(月) 19:00〜21:00
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縄文土器の縄目の正体を検証しよう!というプロジェクトです。
そもそも「縄文」という名称は〈Cord Marked Pottery〉 というアメリカの動物学者エドワード・S・モースが1887年(明治10年)に東京の大森貝塚で見つけた土器からはじまった名称。日本語訳として「索紋土器」(さくもんどき)→「縄紋土器」となり戦後になって縄文土器が出土する年代を縄文時代と呼ぶことが定着しました。
その力強さを感じる縄文土器のデザイン。その力強さに縄目の模様は大きく貢献しています。印象的な縄目の模様がなければ縄文時代ではなく、もしかしたら最初に発見された土地の名称から「大森時代」なんてことになっていたかもしれません。
ひとつの時代の名称になるほどインパクトのある「縄文」。しかし、そのデザイン性は語られることは多いのですが、なぜ土器に縄文を付けねばならなかったか、その理由が語られることはあまりありません。また、土器に縄文を付けるための道具は「縄文原体」と呼ばれ、その使い方に関する研究は進んでいますが、そもそもその道具である縄文原体が何から作られているかというと明確ではありません。
そこで
1、なぜ土器に縄文を付けねばならなかったのか
2、縄文原体はなにからできているのか
を検証していこうというのが「縄文原体プロジェクト」です。
プロジェクト第一弾では大藪龍二郎さんの陶芸家として土と向き合うことから実感した縄文の正体を語ってもらいながら実際に縄文原体を製作します。
今後さらに検証を進め、縄文原体を使って粘土に縄文を付けていくことで縄文の正体を解明、さらに様々な素材から縄文原体を製作、その違いを検証していきます。
会場 大麻と蚊帳の博物館 麻草屋
日時 12月23日(月)19:00〜
講師 大藪龍二郎(陶芸家)
今回はそのプロローグ。「縄文原体プロジェクト」へのご参加をお待ちしています!